AIを活用するガイド
エピソード4
Report
:生成AIが秘めるデザインパートナーとしての可能性とは?

【連載第4回】 生成AIが秘めるデザインパートナーとしての可能性とは?
近年、生成AIの発展によって、企画やデザイン、開発の現場でもAIを活用するケースが増えています。特に、リサーチやアイデア出し、ワイヤーフレーム作成、テストなど、これまで多くの時間を要していた工程を効率化できるようになりました。
AIを活用するためには、プロジェクトの工程ごとに適したAIツールを活用し、人が担うべき役割と組み合わせながら進めていくことが重要です。
本記事では、デザインプロセスにおける各工程と、それぞれで活用できるAIツールについて紹介します。
AIツール活用例
共感する|ユーザー理解・リサーチ
プロジェクトの初期段階では、ユーザーインタビューやヒアリング、競合調査などを通じて、ユーザー理解を深めていきます。
この工程では、AIを活用することで、インタビュースクリプトの作成やリサーチ補助、情報整理などを効率化できます。特に大量の情報整理や要約において、AIは大きな支援となります。
定義する|課題整理・要件定義
リサーチ結果をもとに、ペルソナ設計やユーザージャーニーマップの作成、課題整理を行う工程です。
AIを活用することで、リサーチ内容からのインサイト抽出や、課題構造の整理をサポートできます。また、複数の視点からアイデアを広げる補助としても活用可能です。
創造する|アイデア発想・UI設計
アイデア出しやワイヤーフレーム設計、UIデザインを行う工程では、生成AIによるデザイン支援ツールの活用が進んでいます。
テキストからUI案を生成したり、画面構成を短時間で可視化したりすることで、初期検討を素早く行えるようになります。これにより、より本質的な体験設計やコンセプト検討に時間を使いやすくなっています。
プロトタイプ|高速な試作
デザインした内容を実際に動く形へ落とし込む工程でも、AI活用が広がっています。
モックアップやハイファイワイヤーフレームの生成を支援することで、短期間で複数案を試作しやすくなっています。アイデアをすぐに形にできることで、検証サイクルを高速化できます。
テスト|改善と検証
最後に、実際のユーザー評価やテストを通じて改善を行います。
AIは、ユーザビリティテスト結果の分析やA/Bテストの支援、ヒューリスティック評価の補助などに活用されています。大量のフィードバックを整理し、改善ポイントを抽出することで、より効率的な改善につなげることができます。

AIは、デザインプロセス全体を支援する存在へと広がりつつあります。一方で、ユーザー理解や意思決定、体験価値の設計など、人だからこそできる役割も依然として重要です。
AIを単なる効率化ツールとして使うだけでなく、人の創造性や思考を拡張する存在として活用することで、より質の高い体験づくりにつながっていくでしょう。
AIツールリスト


「事例に学ぶデザイナーのための生成AI活用入門」を発売
このように、生成AIはリサーチからアイデア発想、UIデザイン、テストまで、デザインプロセス全体に活用され始めています。一方で、「実際にどのように活用すればよいのか」「どの工程で使うと効果的なのか」と悩む場面も少なくありません。
そこでCULUMUでは、生成AIを活用したデザインプロセスや実践事例をまとめた『事例に学ぶデザイナーのための生成AI活用入門』を発売しました。
本書では、生成AIを活用した最新事例や、デザインプロセスにおける具体的な活用方法について紹介しています。





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