中国政府発行のスマホアプリガイドライン

エピソード4

    Report

    :超高齢社会に優しいデジタルを。デザイン事例集「中国から学ぶtoC新規事業開発とは」

    中国政府発行のスマホアプリガイドライン

    【連載第4回】超高齢社会に優しいデジタルを。デザイン事例集「中国から学ぶtoC新規事業開発とは」


    フォントサイズを大きくする
    メインのテキストのフォントサイズは最低30pt以上にしましょう。ヘッダーや「戻る」ボタンなど、アプリ操作に関するテキストのフォントサイズは最低18pt以上にしましょう。

    高齢者にも読みやすい大きなフォントサイズの例

    行間を十分にあける
    段落内のテキストの行間は最低1.3倍、段落の行間は最低1.3倍にし、スマホアプリの用途やデザインに応じて調整しましょう。
    最も見やすいタイトルの行間は1.3倍、本文の行間は1.5~1.8倍です。

    本文の行間を広げ、読みやすくしたレイアウトの例

    十分なコントラスト比を設ける
    テキスト、キャプション、アイコンなどの要素間のコントラスト比は4.5:1以上にしましょう。
    フォントサイズが18pt以上の場合は、最低3:1以上にしましょう。

    テキストやボタンに十分なコントラストを設けた例

    色の情報伝達のみに頼らない
    ユーザーに特定のアクションを取ってほしい場合、情報伝達を色だけに頼らないようにしましょう。
    たとえば、ユーザーがパスワードを誤って入力した場合、テキストや音声を組み合わせることで、ユーザーに入力ミスをより効果的に伝えることができます。
    色以外の伝達手段を組み合わせ、多様なユーザーに正確に情報が伝わるよう配慮しましょう。

    入力ミスを色だけでなくテキストでも伝える例

    コンポーネントのクリック可能領域を広く設ける
    主要なコンポーネントのクリック可能領域は、できるだけ広く設けるようにしましょう。
    本ガイドラインでは、60×60pt以上が推奨されています。

    ボタンのクリック可能領域を広く確保した例

    操作結果に対するフィードバックを表示する
    ユーザーがスワイプなどの操作を行った場合、その結果に対してフィードバックやヒントを提供しましょう。
    たとえば、メールアプリで特定のメールを左にスワイプした場合、ゴミ箱のアイコンが表示されることで、ユーザーは「メールをゴミ箱に入れる」操作を行っていることを理解することができます。

    スワイプ操作後に削除などの結果を表示する例

    操作時間を十分に確保する
    金融取引など制限時間が必要な場合を除き、ユーザーが操作を完了するまでに十分な時間を設けましょう。
    自分の操作とは無関係に画面が遷移すると、ユーザーは混乱してしまいます。

    操作完了まで十分な時間を確保したログイン画面の例

    フローティングウィンドウの「閉じる」ボタンは、クリックしやすくする
    フローティングウィンドウやポップアップを使用する場合、「閉じる」ボタンを配置し、クリックエリアは44×44pt以上にしましょう。「閉じる」ボタンは左上、右上、または中央下に配置しましょう。

    ポップアップの閉じるボタンを押しやすく配置した例

    初回起動時には、ガイドやヘルプを表示する
    アプリの初回起動時は、高齢者に適した設定やよく使われる機能に関するガイダンスやヘルプを目立つように提供しましょう。

    初回起動時にガイドやヘルプを目立つように表示する例

    高齢者モードへの切り替え機能を設ける
    アプリの初回利用時に高齢者モードへの切り替えを促すポップアップ画面を表示しましょう。
    設定画面には「高齢者モード」への切り替え機能を用意しましょう。

    初回利用時や設定画面で高齢者モードへ切り替えられる例

    広告のポップアップは表示してはいけない
    広告コンテンツやプラグイン、ランダムな広告や一時的な広告ポップアップなどを表示しないようにしましょう。自分の操作とは無関係にポップアップ広告が表示されると混乱してしまいます。

    操作と無関係な広告ポップアップを表示しない例

    誘導ボタンを使用してはいけない
    ダウンロードや支払いを誘導するようなボタンを避けるようにしましょう。
    アプリ外に遷移すると、元の画面への戻り方がわからなくなってしまう場合があります。

    ダウンロードや支払いへ誘導するボタンを避けた例
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