HCD-Net関西フォーラム2025にて、インクルーシブデザインワークショップを開催しました

HCD-Net関西フォーラム2025

    • #レポート

    2025年8月31日に開催された「HCD-Net関西フォーラム2025」にて、当社Chief Design Officerの川合 俊輔が「インクルーシブデザインワークショップ」を開催しました。当日は20名の参加者と共に、多様な視点からアイデアを創出するプロセスを体験。アンケートでも高い評価をいただき、盛況のうちに終了しました。
    本記事では、ワークショップの目的、「インクルーシブペルソナカード」を使った具体的な流れ、そして参加者の皆様からのご感想を詳しくレポートします。「一人ひとりの経験は価値になる」というメッセージを込めた、当日の様子をご覧ください。


    HCD-Net関西フォーラムで開催されたワークショップの様子

    2025年8月31日に開催された「HCD-Net関西フォーラム2025(主催:人間中心設計推進機構)」において、当社のChief Design Officerである川合 俊輔が登壇し、「多様な視点からの価値を発見するインクルーシブデザインワークショップ」と題したワークショップを開催しました。当日は20名の参加者にお集まりいただき、ワークショップの内容についてアンケートでは「良い(16名)」「やや良い(4名)」との高い評価をいただくなど、大変盛況のうちに終了いたしました。
    本記事では、当日のワークショップの様子とその目的についてご報告します。

    ワークショップのゴール:多様な視点からアイデアを創出する可能性を体験

    ペルソナカードで多様な人の視点を疑似体験するワーク風景

    CULUMUが提供するインクルーシブデザインワークショップは、平均的なユーザー像や健常者だけではなく、高齢者、障がい者、外国人といった多様な人々の視点から課題を発見し、新たなアイデアを創出する可能性を体験することを目的としています 。
    参加者の皆様には、「自分以外の多様な視点から気づきを得ることで、思いがけない新しいアイデアにつながる」というインクルーシブデザインの核心を、実践を通して学んでいただきました。

    ワークショップの具体的な流れ

    当日のワークショップは、以下の5つのステップで進行しました。

    Step1: 多様性の認識
    様々な背景を持つ人物像が描かれた「インクルーシブペルソナカード」を使用し、多様な視点でのペルソナとの関係性を整理しました。

    Step2: 課題の定義
    選んだペルソナが直面している課題に対して、本質的な問いを立てる作業を行いました。

    Step3: アイデア創出
    定義した課題を基に、チームで解決策となるアイデアを幅広く出し合いました。

    Step4: プレゼンテーション
    各チームで出たアイデアをまとめ、発表・共有しました。

    Step5: 講評・振り返り
    ワークショップでの学びを、実際の事業や業務にどう活かせるかを考えました。

    机上に並べられた多数のペルソナカードと付箋に書き込む参加者

    特に、ペルソナカードを用いたワークでは、参加者から「ペルソナカードがあったので、その人の気持ちになるということが実感できました」「カードの内容が1つの課題を考える際、想像もしないような状況の方もいて、自分の視野の狭さに気付かされました」といったご意見をいただき、多様な視点を獲得するきっかけとなったことが伺えました。

    CULUMUが伝えるメッセージ:「一人ひとりの経験は価値になる」

    今回のワークショップを通して、私たちが最も伝えたかったメッセージは「一人ひとりの経験は価値になる」ということです。〝困った体験〟 、〝うれしかった体験〟 、〝普段解決している工夫〟 といった個人のリアルな経験こそが、より良いデザインを生み出すための貴重なヒントとなります。

    CULUMUは「Solve for One, Extend for Many(1人に寄り添い、そして多くの人に価値を)」という考えを大切にしています。一人の抱える深い課題に寄り添い解決することで、結果として多くの人々にとっても価値のあるソリューションが生まれる。このインクルーシブデザインのプロセスと可能性を、今回のワークショップで体感いただけたのであれば幸いです。

    参加者の声

    参加者の皆様からは、多くの温かいフィードバックをいただきました。

    • 質問しやすい雰囲気があり、とてもよいイベントでした!ありがとうございました。

    • ワークシートもわかりやすくインクルーシブデザインの検討の仕方を学ぶことができました。

    • 一緒にワークをした方々の捉え方やアイデアの幅がとてもしげきになりました。

    • 初めてHCDのイベントに参加させて頂きました。(中略)自分のフレームの外のお話を沢山お伺いでき、良い学びになりました。

    • ペルソナカードを使ってみると、いろんな人がいるんだなと普段では発想できない視点でもみることができてとても面白かったです。

    一方で、「時間が短かった」「もっと時間が欲しかった」というご意見も複数いただき、参加者の皆様のインクルーシブデザインに対する高い関心と意欲を感じました。
    CULUMUでは、今後も企業や組織に向けたインクルーシブデザインワークショップの提供や、事業開発支援を継続してまいります。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

    盛況のうちに終了したワークショップ会場での参加者の様子

    インクルーシブデザインワークショップに関するお問い合わせはこちら
    https://culumu.com/inclusive_design_ws

    keyboard_arrow_right

    ジャーナルトップへ

    keyboard_arrow_right

    関連記事

  • CULUMUの”くるむダイアログ”は何を目指すのか? 渡邉真伍が語る、生成AIナレッジ共有の“対話”という選択

    2026/4/9

    記事のサムネイル
      • #インタビュー

      オープン社内報

    • DesignShip2025の登壇から半年――AI時代に浮上するインサイトマネジメントとデザインマネジメントの意義

      2026/4/9

      記事のサムネイル
        • #インタビュー

        オープン社内報

      • 書籍『当事者発想』発刊に寄せて ー なぜ「みんなのため」は失敗するのか ー

        2026/4/7

        記事のサムネイル
          • #ナレッジ

          当事者発想

        • 価値観のズレをどう乗り越えるか?Z世代研究から学ぶ、世代を超えた合意形成のヒント

          2026/4/6

          記事のサムネイル
            • #レポート

            • #ナレッジ

            共創の現場学

          • 心の距離を縮めるオフィス家具とは?コクヨ『hangout』に学ぶインクルーシブデザインの本質

            2026/4/1

            コクヨ株式会社

            記事のサムネイル
            • #公共・交通・自動車

            • #インタビュー

            インクルーシブプロダクト最前線

          • 姿勢改善のための可視化がもたらす行動変容――N=1の熱狂から市場を拓く、スマートインソールardi(アルディ)の開発思想

            2026/4/1

            株式会社フリックフィット

            記事のサムネイル
            • #ヘルスケア・医療

            • #インタビュー

            • #実績

            インクルーシブプロダクト最前線

          • 「充電切れは、世界との切断」エレコム初のインクルーシブデザインを視覚障害者と共に――N=1の"切実"が"共感"に変わるまで 

            2026/4/1

            エレコム株式会社

            記事のサムネイル
            • #テクノロジー・情報通信

            • #インタビュー

            インクルーシブプロダクト最前線

          • 視覚障害の子どもの勉強を支える、当事者to当事者のオンライン個別指導ビジネスが創る“自立” 

            2026/4/1

            株式会社WillShine

            記事のサムネイル
            • #テクノロジー・情報通信

            • #インタビュー

            N=1が動かすソーシャルイノベーション

          • インクルーシブデザイン事例IKOUポータブルチェア──多様な家族の「お出かけしたい」を形にするHaluの挑戦

            2026/4/1

            株式会社Halu

            記事のサムネイル
            • #公共・交通・自動車

            • #インタビュー

            N=1が動かすソーシャルイノベーション

          • 書籍『当事者発想』発刊に寄せて―「誰かのため」に生きたいと願う、すべての人に向けて―

            2026/3/31

            記事のサムネイル

                当事者発想

              • 当事者発想
                あなたの誰かのためは、何のためか

                こちらで提供中 amazon
                新規タブで開く
                本の表紙

                予約
                受付中

                Contact

                お問い合わせ

                お気軽にご相談ください。お見積もり依頼も可能です。1営業日中にご返信いたします。

                お問い合わせをする

                keyboard_arrow_right

                Service introduction

                サービス紹介資料

                CULUMUが提供するインクルーシブなデザインソリューションをご紹介しています。ぜひご活用ください。

                資料をダウンロードする

                keyboard_arrow_right

                採用情報

                Careers

                N=1の当事者の声からしか、生まれない未来がある
                “つくる”を超える“共創”に挑戦する仲間を待っています

                詳しく見る

                新規タブで開く