デザイン経営とは何か?9つの取組の入り口と期待されるイノベーション

バリアフリーマップの作り方: 点字案内表示、触地図・触知図案内板、触覚ディスプレイ事例

はじめに

近年、バリアフリーへの取り組みが社会全体で進む中で、視覚障害者や高齢者、車いす利用者など、あらゆる人々が安心して利用できる公共施設や空間づくりが求められています。その一環として、視覚に障害を持つ方が移動しやすい環境を提供するための「バリアフリーマップ」が注目されています。特に、点字案内表示触地図(触知図)案内板、そして最新の触覚ディスプレイなどが効果的に活用され、視覚障害者や利用者に役立つナビゲーションを提供しています。

この記事では、バリアフリーマップの作り方に焦点を当て、点字案内表示、触地図・触知図案内板、そして触覚ディスプレイの具体的な事例や、その作成プロセスを詳しく紹介します。さらに、CULUMUが提供するインクルーシブデザインやバリアフリーデザインに関するコンサルティングサービスについてもご紹介します。バリアフリー環境の整備をお考えの企業や自治体の方は、ぜひご一読ください。


1. バリアフリーマップとは?

1.1 バリアフリーマップの目的

バリアフリーマップとは、視覚障害者や高齢者、車いす利用者などが、安全に施設や公共空間を利用できるように作成されたマップです。このマップは、障害を持つ方々が迷わずに目的地に到達するための視覚的・触覚的なナビゲーションを提供することを目的としています。従来の平面図や標準的な地図とは異なり、点字や触覚に対応した設計がされており、情報が視覚に頼らずとも伝わる工夫が施されています。

1.2 バリアフリーマップの重要性

バリアフリーマップは、視覚障害者だけでなく、さまざまな利用者にとっても役立ちます。高齢者や一時的に視覚に問題がある人々にも、直感的で使いやすい案内を提供することができるため、すべての人がストレスなく施設を利用できる環境が整います。また、バリアフリー対応が進んでいる企業や公共施設は、社会的評価が高まり、多くの利用者からの信頼を得ることができます。


2. 点字案内表示の作り方と事例

2.1 点字案内表示の役割

点字案内表示は、視覚障害者にとって欠かせない情報提供手段です。公共施設や交通機関、店舗の入り口や出口、トイレ、エレベーターなど、利用者がアクセスする場所には、視覚情報に加え、点字を用いた情報案内を設置することで、視覚障害者が迷わずに目的地に到達できるようになります。点字案内表示は、特にアクセスが重要な場所に設置することが重要です。

2.2 点字案内表示の設置方法

点字案内表示は、適切な場所に設置することが重要です。次の点を考慮して設置することで、効果的な点字案内表示を実現できます。

  • 高さ: 点字は手で触れる必要があるため、適切な高さに設置することが必要です。一般的には、視覚障害者が立ったまま、自然に手を伸ばして触れられる位置(85〜100センチメートル程度)が推奨されます。

  • 文字のサイズと配置: 点字は触覚で読み取るため、文字の大きさや配置が均一であることが重要です。不規則な点字配置は読みづらさを生むため、規格に従って設計する必要があります。

  • 素材の耐久性: 点字案内表示は、長期的に使用されるため、耐久性があり、摩耗しにくい素材を使用することが求められます。

2.3 点字案内表示の事例

事例: JR東京駅の点字案内表示
JR東京駅では、改札口やエレベーター、トイレなど、利用者が多く集まる場所に点字案内表示が設置されています。特に駅構内の点字表示には、視覚障害者が安全に駅を利用できるよう、詳細な情報が記載されており、駅利用者の利便性が向上しています。


3. 触地図・触知図案内板の作り方と事例

3.1 触地図・触知図案内板とは?

*触地図(触知図)*は、視覚障害者が手で触れて空間の情報を把握できるように作られた地図です。触地図には、地形や道、建物の位置、出入口の場所などが触覚的に表現されており、視覚に頼らずに情報を得ることができます。触地図案内板は、視覚障害者が公共施設や駅、ショッピングモールなどで自分の現在位置や目的地を把握するための非常に重要なツールです。

3.2 触地図の作成方法

触地図は、視覚的な地図とは異なる設計プロセスが必要です。以下のポイントを考慮して作成することが重要です。

  • 触覚による情報伝達: 触地図では、線の太さや形状、表面の質感を使って異なる情報を表現します。例えば、道路は細い線で、建物は太い線で表現されることが一般的です。また、エレベーターやトイレなど重要な場所は、触感が異なる素材で表現することが推奨されます。

  • わかりやすい配置: 触地図上の情報は、視覚障害者が迷わないように整理して配置される必要があります。シンプルで直感的に情報が得られるレイアウトが理想的です。

  • 耐久性と耐候性: 屋外や多くの人が触る場所に設置されるため、触地図は耐久性が高く、摩耗に強い素材で作られる必要があります。金属やプラスチックを使用することが多く、表面には防汚加工が施されることが一般的です。

3.3 触地図の事例

事例: 東京メトロ銀座駅の触知図案内板
東京メトロ銀座駅では、駅構内に触知図案内板が設置されており、視覚障害者が自分の現在位置や出口、エレベーターの場所などを確認できるようになっています。この触地図は、点字による情報も併記されており、視覚障害者にとって非常に使いやすい設計となっています。


4. 触覚ディスプレイの最新事例とその活用

4.1 触覚ディスプレイとは?

触覚ディスプレイは、デジタル技術を活用して、触覚を通じて情報を提供する最新の技術です。視覚に頼らずに情報を得ることができ、視覚障害者がデジタルコンテンツを利用する際にも役立ちます。この技術は、従来の物理的な触地図や案内板と組み合わせることで、さらに多くの情報を提供することが可能です。

4.2 触覚ディスプレイの設置方法

触覚ディスプレイの設置においては、利用者が触れやすい位置に配置することや、インターフェースが直感的であることが求められます。画面の表面にさまざまな触覚フィードバックを提供することで、利用者が指先で操作しやすいように工夫することが重要です。

4.3 触覚ディスプレイの事例

事例: 日本科学未来館の触覚ディスプレイ
日本科学未来館では、触覚ディスプレイが展示され、視覚障害者でも体験可能なデジタル展示が行われています。触覚ディスプレイは、視覚的なコンテンツを触覚で伝えることができ、科学や技術に関する情報を幅広い人々に提供する役割を果たしています。


5. CULUMUのバリアフリーコンサルティングサービス

5.1 当事者参加型デザインの導入

CULUMUでは、当事者参加型のデザインプロセスを取り入れ、実際にバリアフリー設備を利用する視覚障害者や高齢者と共にデザインを進めています。この共創型のアプローチにより、実際のニーズに基づいた最適なバリアフリーマップや案内システムが実現します。

5.2 CULUMUの共創型デザインプロセス

CULUMUのデザインプロセスは、利用者や関係者との対話を通じた「共創型」に特徴があります。これにより、実際に現場で使用される環境やデザインがどのように使われるか、リアルなフィードバックを取り入れながら、真に利用者に寄り添ったバリアフリーデザインを作り上げます。

5.3 CULUMUの成功事例

CULUMUは、さまざまな企業や公共施設でバリアフリーマップや点字案内、触地図の設置を支援してきました。たとえば、ショッピングモールでの触地図導入プロジェクトや、駅構内での点字案内表示の改善プロジェクトなど、数多くの実績があります。これらの事例では、利用者のフィードバックを基に設計を改善し、利用者満足度の向上に貢献しています。


まとめ

バリアフリーマップの作成は、視覚障害者や高齢者、車いす利用者など、あらゆる人々が快適に移動できる環境を整えるために重要です。点字案内表示、触地図、そして最新の触覚ディスプレイは、その取り組みの一環として、公共施設や商業施設でますます導入が進んでいます。

CULUMUは、これらのバリアフリー設備の導入をサポートし、当事者の声を反映したデザインを提供することで、誰もが利用しやすい空間づくりを支援します。バリアフリーマップの導入や改善をお考えの方は、ぜひCULUMUにご相談ください。

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