超高齢社会におけるモビリティの意味とは ー移動ができないと、何ができなくなるのかー

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資料の表紙

シニアの移動は「行けるかどうか」ではなく「どう生き続けられるか?」

このホワイトペーパーでは、免許返納済み、もしくは返納を検討している国内在住シニアを対象に、「シニアの移動が生活に与える影響」をテーマとした実態調査の結果を紹介します。
本調査では、移動手段や頻度といった事実だけでなく、選択の理由や判断の背景に着目し、移動を起点に生活全体がどのように組み立てられているのかを明らかにしています。
 高齢化が進む中で、移動を「できる/できない」の二分法で捉えるのではなく、その手前で起きている変化や機会を捉え直すことを目的としています。

目次

  • 移動可能性が下がる社会

  • 都市と地方で異なる、移動の前提条件

  • シニアの移動に関する実態調査

  • モビリティの再定義

  • 見えにくい移動格差

  • CULUMUの考える移動の未来
ー 生活が縮まないための、5つの視点

本資料のイメージ画像。資料から抜粋した4つのスライド

このホワイトペーパーは、インクルーシブデザインに興味のある以下の方々におすすめです

  • 移動可能性が下がる社会

  • 都市と地方で異なる、移動の前提条件

  • シニアの移動に関する実態調査

  • モビリティの再定義

  • 見えにくい移動格差

  • CULUMUの考える移動の未来
ー 生活が縮まないための、5つの視点

調査の概要

本調査は、「シニアの移動に関する実態調査」と題し、移動が生活にどのような影響を及ぼしているのかを探索的に捉えることを目的に実施しました。
 調査期間中、免許返納済み、もしくは返納を検討している、移動環境や自立度の異なる国内在住シニア5名に対し、移動手段・頻度といった事実情報に加え、その選択に至った理由や背景となる考え方を丁寧に聞き取りました。
 年齢や属性の代表性を追うのではなく、移動の前提条件や判断の違いがどのように生活に影響していくのかというプロセスに焦点を当てています。

背景:いま起きている社会変化

現在、日本社会では以下のような変化が同時に進行しています。

  • 高齢化の進展により、免許返納や移動手段の見直しが多くの人にとって現実的なテーマになっている

  • 移動は、シニアの生活を支える前提条件になりつつある

  • 都市部・地方部での公共交通環境の差が、生活の選択肢に直接的な影響を与えている

  • 家族構成や近隣関係の変化により、「誰かに頼る」前提が揺らいでいる

  • 自立と依存を二項対立で捉えきれない、多様な生活の成り立ちが顕在化している

こうした中で、移動は単なるインフラではなく、生活の質や継続性を左右する重要な要素となっています。

背景:いま起きている社会変化の一部について抜粋したスライド

わたしたちの課題意識:現場や市場で起きている社会課題の"詰まり"(ボトルネック)

多くの施策やサービスは、「移動できなくなった後」を起点に設計されがちです。
しかし本調査からは、モビリティは単に場所を移動する手段ではなく、生活がどのように成り立つかに深く関わっていることが見えてきました。
移動環境が整っていることで、人は「行ける」だけでなく、

  • 高齢化の進展により、免許返納や移動手段の見直しが多くの人にとって現実的なテーマになっている

  • 移動は、シニアの生活を支える前提条件になりつつある

  • 都市部・地方部での公共交通環境の差が、生活の選択肢に直接的な影響を与えている

  • 家族構成や近隣関係の変化により、「誰かに頼る」前提が揺らいでいる

  • 自立と依存を二項対立で捉えきれない、多様な生活の成り立ちが顕在化している

 「自分でいられる状態」を保って生活を組み立てています。
平均的なユーザー像を前提にした設計では、こうした微細な変化や判断の積み重ねを捉えきれないという限界があります。

なぜ多様性に目を向ける必要があるか

移動の問題は、「行けなくなった瞬間」に突然生じるわけではありません。
 調査では、バスやタクシー、家族の送迎など移動手段が残っている段階から、

  • 外出の回数を減らす

  • 必要な用事だけを優先する

といった判断が徐々に積み重なっている様子が語られました。
この「行けるのに行かない」状態こそが、後に移動できなくなることで失われていく生活の最初の入口であると考えられます。
 どのような生活環境で、この入口がどのように開き、影響がどこまで広がっていくのかを理解するには、多様な前提条件に目を向ける必要があります。

なぜ多様性に目を向ける必要があるかの一部を説明するスライド

N=1探索的調査の意義

移動に関する課題は、「移動手段があるかどうか」だけでは捉えきれません。
 都市/地方、自立/依存といった条件の違いによって、生活が制限されていくプロセスには明確な差が生まれています。
N=1(当事者)を起点とした探索的調査では、

  • どの段階で判断が変わるのか

  • 何が失われ、何が維持されているのか

  • どの選択肢が「残っている」と感じられているのか

といった意思決定の構造が可視化されます。
これは定量調査を否定するものではなく、仮説を立て、次の設計や検証につなげるための補完的な役割を担うものです。

N=1探索的調査の意義のスライド

続きはホワイトペーパーをご確認ください。

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